これからプログラミングしたいけど、どこから始めたらよいのかわからない。
いろんなプログラミング言語があるけど、とりあえずプログラミンしたい。
最近は、無料でいろいろな情報が手に入る一方、情報が多すぎて情報の鮮度や正しさの判定が難しくなってきました。
プログラミングにもいろんな種類がありますが、どのプログラミングにしても共通的に抑えておくべきことがあります。
ここでは、あたらしいプログラミングを学習する時に抑えておくべきポイントを記載しています。
最初にマスターすべきプログラミング技術
動作を確認しながら学習する
どのプログラミングでも動かせる環境を作るところから学習は始まります。
当たり前かもしれませんが、プログラミングを学習するときには、実際にプログラミングを組んで動かしてみたほうがよいからです。
理屈はわかっていても、実際にコーディングすると思ったように動かない事は多々あります。
実際に入力し、動かす事で初めて気が付くことも多数あります。
プログラミングを学習する時には、まず実行環境を整備します。
出力方法を学ぶ
次に、いよいよプログラミングを始めますが、プログラミングで使用できるいろんな命令や関数があります。
その中でもまず、出力関数(出力命令)が使えるようになる事です。
新規にプログラムの学習を始めるときに作成する最初のプログラムで代表的なのは、「ハローワールド」プログラムです。
これは、画面になにか文字を表示するプログラムの事です。
どんな命令でもよいので、なにか文字を表示する処理を学び、それを使った簡単なプログラムを作ることができるようにします。
プログラムが動いているかどうかを確認するためには、なんらかの出力が必要だからです。
大概のプログラミング言語は、「print」、「write」、「put」などの出力命令を持っています。
出力命令の中でも、なんらかの表示を行う命令はデバッグ時にも活用できます。
仮に、作成したプログラムに問題があっても、処理の途中途中で出力命令を挿入することで、どこまで実行されたのか、その時の状況を表示すれば、変数になにが入っているのか確認することができます。
プログラムの変数の取り扱い
プログラムの実行は、変数になにかを代入したり、参照(取り出し)したりすることの処理の連続です。
変数がないプログラムは味気ないものです。
変数が使えるようになると、プログラムのバリエーションが一気に増えます。
変数を使うためには、変数への代入、変数の値を取り出す(参照)の二つの操作が基本です。
自分の取り扱いデータを変数に格納し、格納されたデータを取り出せることができるようになるとようやく実用的なプログラムが作れるようになります。
基本的には、代入(set)と参照(get)さえあれば、変数は使いこなせるのですが、便利に使いこなしていくためにはいろいろな知識が必要になってきます。
その中でも、変数名のルール、変数が有効になっている範囲、変数の型(どのような内容を代入できるのか)などの知識はよく理解していないと、プログラムが思った通りに動かない事になります。
プログラム言語によって、変数の使い方、アクセスの方法、表記方法などいろいろですが、その中でも文字列を扱う変数の使い方は応用が広いので、使いこなせるようにしましょう。
条件判定と分岐
ある条件を満たしているかどうか判定し、結果によって処理を分岐させます。
分岐先を設定する方法もあわせて学習します。
これによって、ループ処理を作ることができ、いよいよ大量の処理をプログラムによって処理することが可能になります。
ファイルへの入出力方法のマスター
プログラムの入門初期ではあまりファイルの入出力について取り扱わないかもしれません。
しかし、実用性のあるプログラムを作るのであれば、ファイルの入出力は必須です。
キーボードやマウスからの入力も重要ですが、むしろファイルからの入力の方が応用も効きます。
画面に表示したデータをファイルに保存できる程度で十分です。書式などはあとから調整していけばよいです。
ファイルからの読み込みやファイルに保存できるようになれば大量のデータ処理できるようになり、本格的なプログラミングができたといえるレベルになります。
ここまでのスキルが身に付けば、見栄えなどはともかく、実用的なプログラミングができます。
まとめ
プログラミングする時に最低限習得する項目を示しました。
- プログラムの実行環境(IDE)
- 出力処理(print)
- 変数の(set/get)
- 条件判定と分岐(if/goto)
- ファイルの入出力(file)
これらは、最低限必要な習得項目ですが、この最低限の機能で実用的なプログラムを作ることが可能です。