こんにちは、ぷろみんです。
最近話題になっているスクラッチについて説明します。
スクラッチとは
スクラッチ(Scrach)というのは、小学校のプログラミング教育で使用されている教材の事です。
いろいろなプログラミングがありますが、小学生でも学習できるように設計されています。
小学生向けとあって、実際のプログラムとはちょっと雰囲気が違います。
実際のプログラミングは、英語の文字のオンパレードですが、スクラッチは画面操作で行います。
プログラムを作るためには、いろいろなスキルが必要ですが、その中でアルゴリズムという分野があります。
アルゴリズムとは、簡単にいうと処理手順のことです。
目的とする動作を達成するために、どのような処理の組み合わせにしたらよいのか、その処理方法を示すのがアルゴリズムです。
スクラッチは小学生向けなプログラミング言語であるので、難しいことをできるだけ排除し、アルゴリズムを作る部分が体験できるように設計されています。
スクラッチの対称は、小学生レベルでしかも万人向けなのであまり難しいことはできません。
ただ、スクラッチに興味を示した小学生は、将来ものすごいプログラマーになる可能性があります。
もしくは、スクラッチをキッカケにプログラミングの世界に没頭するかもしれません。
本当に、プログラミングの導入のさわりとしては最適な教材といえますが、すでにプログラミングに興味を持っていたり、実用的なプログラムを作ろうとしている人にとっては、用済みといえる教材です。
御託(ごたく)はいらないと思うので、もっと具体的にスクラッチを説明します。
スクラッチを実際に体験してみる
次の公式サイトのページを参照してください。
スクラッチがどういうものか、実際にさわるのが一番わかりやすいです。
スクラッチは寄付で運営されているため、無料で使用できます。
こんな画面が表示されれば、スクラッチが使用できます。
左側の部分がプログラミングの操作パネルで、右側部分がプログラムの実行結果を表示するパネルです。
適当にクリックしていけば、操作は習得できると思います(あまり適当すぎると時間がかかると思います)。
スクラッチのおすすめ学習方法
私のおすすめ学習方法は、サンプル(他人の作ったプログラム)をまず動かして、面白そうなのがあったら、その中身をみる方法です。
まず、スクラッチでどのような事ができるのかサンプルプログラムを実行して確認します。
何個かプログラムを動かしてみれば、スクラッチでどのようなプログラムが作れるのかわかってきます。
それから、そのプログラムがどのようなしくみで動いているのか確認します。
しくみ(プログラム)は、右上の「中を見る」ボタンで見る事ができます。
例えば、私が気に入っているのは、
です。
これをみれば、スーパマリオのような人気ゲームも作れそうな気になります。
とはいっても、最初はスクラッチの機能を把握していませんから、すぐにプログラムのしくみがわかるはずはありません。
ただ、スクラッチは、中身(プログラム)が参照できるようになっています。しかもプログラムの修正もできるようになっています。
プログラムを改造(修正)してみて、どう動きが変わってくるのかを調べていくうちに、自然にプログラミングスキルが向上します。
サンプルをみて、自分でサンプルと同じようなプログラムを組んでいくと、よりプログラムのしくみが解ってきます。
最初は、いろんなプログラムを真似てプログラミングすることが、最短の学習方法です。
よくよく考えると、この学習方法ってPDCAになっています。
なぜなら、
- (最初はサンプルをみて)どのようなプログラムを作るか(修正するか)考える
- 修正通りに動くかプログラムを動かしてみる
- 思った通りに動いているのを確認する。
- プログラムの実行した結果がうまくいかないのなら、その原因を考える。うまくいけば、その応用を考える。
このサイクルの繰り返しによって、少しずつ自分でプログラムできる範囲が広がっていきます。
スクラッチは、実行中に異常終了する事がないように設計されていますから、プログラミングの楽しさを味わうことができます。
楽しみながら学習する、これが一番の学習方法ですね。
ちなみに、おすすめしない学習方法は、説明を読むだけのスタイルです。ある程度知識があっても読むだけではほとんどスキルになりません。
英語を学習するときに、文法や辞書の本を読んで理解した後で英作文や英会話を始めようとするスタイルに似ています。
英語の学習だって、「ハロー」でも、「サンキュー」でもいいので、まずは実際に意味のあるセンテンスを話して、書いてみて意味が通じるかどうかを試しながらのほうが楽しいし、効果もあります。
プログラミングも同じと言えます。まず、動くプログラムを作って(真似て)動かしながら学習すると楽しく進みます。
幸いサンプルも豊富にあるので、最初は簡単なプログラムを自分で作って(真似て)動かしてみる事です。
サンプルの選択でつまずいた場合や、どうしても基礎知識を習得してからでないとわからない事だらけと感じた場合は、下記のチュートリアルを参照するとよいと思います。
動画で説明された操作を真似して入力していきます。
英語の説明だったり、説明が早くてちょっとやりにくいのですが、この動画の真似をしていくとゲーム感覚でスクラッチの機能を知ることができます。
スクラッチのいいところ
スクラッチは、(Windowsパソコンがあれば)すぐに実行環境が手に入ります。しかも無料です。
他のプログラミング言語は、たとえ1行のプログラムであっても、実行する環境を作るのに時間がかかることが多く、そこで挫折することもめずらしくありません。
それに比べて、スクラッチは、すぐにプログラムを作る環境、実行する環境が整います。
しかも、他人が作ったプログラムの中身も簡単にみることができます。
機能が絞り込まれていてどうしても、ゲーム的なプログラムしか作ることができませんが、逆にゲームのプログラムを通してプログラムのしくみを学んでいけます。
動画教材も豊富にあります。